ミサワホーム24時間換気のフィルター購入先と掃除の実際【4年目】

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「24時間換気 電気代」「第一種換気 デメリット」で検索すると、出てくるのはハウスメーカーや工務店のコラムばかりだ。どれも「メンテナンスが必要です」「電気代がやや高くなる傾向があります」とは書いてある。でも、実際にいくらかかるのか、掃除をサボったらどうなるのか、そこまで書いている記事はどこにもない。

我が家はミサワホーム・スマートスタイルHに、天井埋込型の第一種換気(熱交換型)を入れている。

実際にいくらかかるのか——多く見積もっても年1万円弱だった。掃除をサボったらどうなるのか——3ヶ月放置したフィルターには、綿ボコリよりも虫の死骸のほうが目立っていた。

汚れた実物の写真も、掃除にかかる時間も、交換部品の実売価格も、この記事に書いた。カタログにも他社のコラムにも出てこない部分だ。

結論:第一種換気に後悔はない。ただしデメリットは確かにある

朝の光が差し込む階段ホールの天井を見上げた住まいの写真

4年使った今も、第一種換気を選んだことに後悔はない。花粉の時期も家の中は楽だし、結露も経験していない。

4年使って分かったことを、先にまとめておく。

  • 電気代は多く見ても年1万円弱(弱運転の我が家は実際にはこれ以下)
  • フィルター掃除は2〜3ヶ月に1回。天井にあるので脚立が要る
  • フィルターは4年間まだ無交換。交換目安は約2年とされている
  • 交換部品はフィルターセットが4,400〜10,340円、熱交換器込みだと13,530〜34,430円

ただし、デメリットもある。電気代はかかるし、フィルターは放っておけば確実に汚れる。運転音が気になって、我が家は住み始めからずっと弱運転にしている。

「メンテと引き換えに快適を買う設備」——4年使って、そう思う。

我が家のミサワホーム24時間換気システムはこれ【A6タイプ・天井埋込】

階段ホールの天井に埋め込まれた24時間換気ユニットと、その下に立てた脚立
2階の階段ホール天井。掃除のたびに脚立が必要になる高さにある

我が家の換気システムは、2階の階段ホール天井と、1階の洗面所の天井に1台ずつ埋め込まれている。ミサワ標準の24時間換気(熱交換型・A6タイプ)だ。

ざっくり言うと、捨てる空気の熱を、取り込む空気に移してから入れる仕組みだ。冬なら、外の冷たい空気をそのまま入れるのではなく、室内から出ていく暖かい空気で温めてから入れる。だから換気をしても部屋が冷えにくい。これを24時間止めずに続けて、家全体の空気を入れ替えている。

換気ユニット本体の型番ラベル。MEAS-A6D-S、消費電力29.5Wの表示
本体に貼られた型番ラベル。製造番号は伏せている

本体のラベルを見ると、東プレという換気システムのメーカーの、MEAS-A6D-Sという型番だった。消費電力は29.5W——これは「強運転にしたときの、一番大きい電力」の数字だ。

24時間換気の操作スイッチ。弱運転のランプが点灯している
「弱」で運転中。パネルには「24時間連続運転してください」と書かれている

取扱説明書には「24時間連続運転してください」と書かれている。24時間動かし続けることを前提に給気口・排気口の数や位置が決められているため、途中で止めると換気がうまくできなくなる。エアコンのように「使うときだけつける」設備ではない、というのがまず押さえておきたいポイントだ。

操作パネルには「強」「弱」の運転切り替えがある。我が家は強運転だと音が気になるため、住み始めからずっと弱運転にしている。

24時間換気の電気代はいくら?計算してみた【上限でも年1万円】

家計ノートに電気代を書き込む手元と湯気の立つマグカップの写真

結論から言うと、多く見積もっても年1万円弱だ。これは前の章で紹介した消費電力29.5W——強運転にしたときの最大値——で24時間動かし続けた場合の数字なので、実際にはこれを超えない。我が家は弱運転で使っているので、現実の電気代はこの範囲の中に収まっている。

24時間換気は止められない設備なので、消費電力に加えて、電気をいつ使うかで値段が変わる電気プランの影響も受ける。我が家の電気プランは、夜間の値段が安くなるタイプのものだ。昼と夜で値段が違うので、24時間運転する換気には昼夜の時間配分まで含めて計算する必要がある。

1kWhあたりの値段は、夜間が27.95円、昼間が33.07〜46.92円(使う量が増えるほど上がる)。これに最大29.5Wで24時間動かした場合の電気の使用量をかけると、次のようになる。

時間帯年間の電気の量年間の電気代
夜間(22〜8時)約107.7kWh約3,010円
昼間(8〜22時)約150.8kWh約6,300〜7,080円
合計約258.5kWh約9,300〜10,100円

昼間の値段に幅があるのは、電気を使う量が多くなるほど、1kWhあたりの値段も上がっていくプランだからだ。我が家は他の家電も含めて昼間にたくさん電気を使っているので、換気の分もその「よく使う人向けの高めの値段」で計算している。

つまりこの年9,300〜10,100円が天井で、弱運転の我が家はこれより下になる。「24時間つけっぱなしでも、年1万円は超えない」——これが4年使って持っている感覚だ。

なお、冬場にエアコンを併用していて、外気をそのまま取り込む三種換気よりも室温が下がりにくいと感じている。はっきりした数字までは持っていないが、4年間の体感としてはこれが正直なところだ。

4年使って感じたデメリット3つ

天井の換気ユニット点検口の下に置かれた脚立の写真

ここからは、良いことばかり書いても仕方がない。ミサワホームの24時間換気を4年使って感じたデメリットを、正直に3つ挙げる。

フィルター掃除が2〜3ヶ月ごとに必要

24時間動き続ける設備なので、三種換気のように「気づいたときにやればいい」感覚では済まない。推奨は2ヶ月に一度とされているが、我が家は3ヶ月ペースでやっている。

天井の換気ユニットのカバーを開けた状態
カバーを開けたところ。左側に型番ラベルが貼られている

脚立を出してきて天井のカバーを外し、給気フィルターと熱交換器のフィルターを取り出し、掃除機で吸ったものを集塵袋にまとめる——この一連の作業を、3ヶ月に一度、忘れずにやらなければならない。天井を見上げながらの中腰作業になるので、地味に体力を使う。

取り外した給気フィルターに付着したホコリ
取り外した給気フィルター。3ヶ月でこれだけ付く
熱交換器フィルターの汚れ
奥にあるのが熱交換器。黄ばんで見えるのが4年分
フィルターを外した換気ユニットの内部
フィルターを外した内部
汚れた防虫ネット
防虫ネット。茶色いのは汚れ

開けてみると、フィルターには虫の死骸が目立って張り付いていて、そこに綿ボコリのようなホコリも混じっている。正直、初めて開けたときは驚いた。

集塵袋にまとめると、虫の死骸とホコリで、3ヶ月分でもそれなりの量になる。この程度の遅れであれば4年間トラブルはないが、「掃除が面倒」という口コミは大げさではない、というのが実際にやってみた感覚だ。

強運転にすると音がうるさい

正直に書くと、強運転にすると「ゴーー」という音が気になる。我が家は2階の階段ホールに設置されているため、夜間や静かな部屋では音が響きやすい。そのため、住み始めてからずっと弱運転で使っている。

弱運転にしても換気そのものに支障は感じていないが、「強運転のままだとうるさい」という点は、検討中の人に先に伝えておきたい。

フィルターの交換時期と購入先・価格

フィルターの交換目安は約2年とされている。我が家は入居からまる4年、一度もフィルター交換をしていない。掃除だけは3ヶ月ごとに続けてきたが、交換となると別の話で、正直「そろそろ変えねば」と思っている段階だ。

ミサワオーナーズクラブ「らいさぽWEBショップ」で実際に確認したところ、我が家と同じA6タイプの価格はこうだった。

  • 熱交換器+フィルターセット:13,530〜34,430円
  • フィルターセットのみ:4,400〜10,340円
  • 防虫ネット5枚セット:3,520円

非会員はミサワカスタマーセンター(0120-595-330)で確認できる。

本体(熱交換器)自体の寿命は7〜10年とされ、設計上の標準使用期間は15年。フィルター交換だけでなく、いつか熱交換器そのものの交換費用も見込んでおく必要がある設備だ。

※上記は2026年7月時点でらいさぽWEBショップに掲載されていた価格。交換部品の値段は時期によって変わるため、購入前に最新価格を確認してほしい。

取り外した給気フィルター・防虫ネット・スポンジフィルターの3点
購入対象になるのはこの3点(スポンジフィルター・防虫ネット・給気フィルター)

それでも第一種換気にして良かった理由【花粉・冬の寒さ・結露】

結露のない窓辺で観葉植物と暖かい飲み物がある冬の室内の写真

デメリットを並べた上で、それでも良かったと感じる理由も正直に書く。

  • 花粉:フィルターを通した空気が入るためか、家の中では花粉の影響を受けない気がしている(あくまで我が家の体感であり、はっきりとは言えない)
  • 結露:4年間、窓や壁の結露に悩まされたことは一度もない
  • 冬の寒さ:熱交換とはいえ暖房ではないので、冬はエアコンなしだと普通に寒い。「換気があるから暖かい」という誤解はしないほうがいい

花粉と結露で得られている恩恵は大きいと感じている一方、暖房代わりにはならない、という線引きは正直に伝えておきたい。

換気方式はハウスメーカーの仕様表で必ず確認を

住宅の仕様書に赤ペンで印をつける手元のアップ写真

第一種換気か三種換気かは、ハウスメーカーによって標準仕様がまったく違う。同じ「24時間換気」という言葉でも、中身は会社ごとに別物だ。この違いは、営業担当の説明だけでなく、仕様表を実際に見比べて初めて分かることが多い。

我が家がスマートスタイルHで選んだオプションの実費については、オプション費用を全公開した記事にまとめている。換気方式のような「標準仕様の違い」は、他のオプション項目と合わせて比較しておくと、あとで後悔しにくい。

他のハウスメーカーと標準仕様を比較したい場合は、注文住宅の一括見積もりについてまとめた記事も参考になるはずだ。換気方式は仕様表の一項目に過ぎないが、比較して初めて「これが標準だったのか」と気づくことは多い。

まとめ:第一種換気は「メンテと引き換えに快適を買う」設備

夕方の照明が灯る階段ホールで静かに過ごす住まいの写真
  • 電気代は強運転(29.5W)で24時間運転し続けたとして年間約1万円弱(弱運転ならさらに下がる)
  • フィルター掃除は3ヶ月ペースでも回る。ただし開けると虫の死骸とホコリがびっしり
  • デメリットは「定期的な掃除が欠かせない」「強運転だとうるさい」「交換部品の費用がいつか来る」の3つ
  • それでも花粉・結露の恩恵は大きく、4年使って後悔はない

ミサワホームの24時間換気は、何もしなくていい設備ではない。掃除という手間と引き換えに、花粉や結露に悩まされにくい快適さを買う設備だと思っている。この記事が、換気方式で迷っている人の判断材料になれば嬉しい。

我が家の住み心地全体については、スマートスタイルH入居5年目の正直レビューにまとめている。設備面での他の後悔ポイントが気になる方は後悔ポイント3選の記事も参考にどうぞ。

この記事は、我が家が実際に使用している第一種換気システムの体験をもとにまとめたものです。機種・仕様は契約当時(2022年)のもので、現行モデルとは異なる場合があります。電気代は実機の消費電力からの計算値であり、電力単価やご家庭の使用状況により変動します。ひとつの「リアルな声」として参考にしてください。

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