スマートスタイルHのオプション費用を全公開|我が家は引き算で44万円安くした

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「スマートスタイルHって、オプションを入れたら実際いくらになるの?」

ミサワホームのオプション費用が高いのか安いのかは、1社の見積もりだけでは判断できない。そして、これから見積もりを取る人が知りたいのは「相場でだいたい100〜200万円」といった一般論ではなく、実際の数字のはずだ。だからこの記事では、契約書の明細をそのまま開いて、我が家のオプション実費を公開する

先に答えを言うと、我が家のオプション(変更・追加)の合計はプラスではなくマイナス約44万円。仕様の打ち合わせで「足す」だけでなく「引く」を意識して選んだ結果、標準より44万円安い家になった。規格住宅のオプションは、足すものだと思われがちだが、実は引くこともできるのだ。

この記事では、我が家の契約書明細をもとに「何を削っていくら下がったのか」「何にお金をかけていくら上がったのか」、そして住んでみた今どう思っているかを、実際の金額つきで全部書く。これから仕様の打ち合わせに臨む人が、「削れる場所」を知ってから営業さんと話せるようになる——それがこの記事のゴールだ。

なお「そもそもスマートスタイルHでは何が選べて、何が変更できないのか」は別記事にまとめている。全体像を先に知りたい方はこちらからどうぞ。

👉 スマートスタイルHで選べたこと・変更できなかったこと【体験談】

スマートスタイルHの価格は「本体一式から増減する」仕組み

住宅の見積書を電卓で確認する手元

まず前提として、スマートスタイルHの見積もりは注文住宅のような「ゼロから積み上げ」ではない。間取りや仕様のパターンがあらかじめ用意されていて、「このタイプならいくら」というセット価格が最初から決まっている。我が家の場合は本体一式2,512万円(Hタイプ/2階建・32坪クラス・スキップフロアのあるタイプ)だった。そこに「変更運用」という形で、オプションの追加・削除を差し引きしていく方式だ。

ここが規格住宅の面白いところで、「足す」だけでなく「引く」こともできる。標準仕様でも、いらないものは削除してその分費用を下げられるのだ。我が家の増減の内訳はこうだった。

【引いたもの】合計 −110.1万円

  • 基本設定の変更(制震装置の削除など):−58.2万円
  • 外壁・玄関まわりの変更:−41.2万円
  • 窓・扉の変更(室内扉の削減−30.8万が窓の追加+20万を上回る):−10.7万円

【足したもの】合計 +65.8万円

  • 設備の変更(給湯器・お風呂・トイレなど):+27.8万円
  • 床材の変更:+21.2万円
  • 棚・カウンターなどの追加:+13.4万円
  • 間取り変更(間仕切り・天井高):+3.4万円

差し引きで約−44万円。足した65.8万円より、引いた110.1万円のほうが大きかった——これが我が家の実態だ。ここから中身を順番に説明していく。

引き算オプション:何を削って44万円下げたのか

間取り図を見ながら不要な項目を検討する手元

制震装置「MGEO」の削除:−43万円

一番大きな引き算は、ミサワホームの制震装置MGEO(エムジオ)を外したことだ。MGEOとは、地震のときに建物の揺れ幅を小さくしてくれる装置のこと。これを外して約43万円のマイナスになった。

誤解しないでほしいのは、MGEOは揺れをやわらげる「上乗せの装置」であって、これを外しても建物の骨組み(ミサワホームの木質パネルをつなぎ合わせた頑丈な構造)自体は変わらないということだ。我が家は予算とのバランスを考えて、削除を選んだ。

ただし、これは我が家の判断であって、誰にでも勧められる選択ではない。地震への備えをどこまで手厚くするかは、家庭ごとの優先順位そのものだ。削除を考える場合は、必ず営業担当に性能の違いを確認した上で判断してほしい。

外壁デザインの変更:−43万円

外壁を、標準のパターンよりシンプルなデザイン(スプリットレイヤーという種類)に変更したことで約43万円下がった。要するに「外壁の見た目のグレードを一段落とした」ということだ。

豪華な外壁に憧れはあったが、住んでみて外観に不満を感じたことは一度もない。外壁は「近所の家と見比べる瞬間」より「毎月のローン残高を見る瞬間」のほうが圧倒的に多い——これが住んでみての実感だ。

造り付け収納の削除:−15万円

標準プランについてくる造り付けのテレビボード(幅約3m・ガラス扉つき)と、壁一面のクローゼット(幅約4m)を削除して、約15万円のマイナス。造り付け収納は見た目が立派な反面、あとから位置を変えられない。

住んでみた結論:全く困っていない。市販の家具で十分だったし、子どもの成長に合わせて配置を変えられる身軽さはむしろメリットだった。これは自信を持って「削って正解」と言える。

室内の扉を減らす:−30.8万円分

標準でつく物入れの折れ戸や部屋の開き戸を、複数削除・変更した。「この扉、本当に毎日開け閉めするか?」を間取り図の前で一つずつ考えると、意外と削れる扉は多い。扉をなくした収納は出し入れがワンアクションになり、共働きの時短にも効いている。

「扉のないクローゼットって実際どうなの?」という点は、メリット・デメリットを別記事に詳しくまとめている。

👉 クローゼット扉なしのメリット・デメリット【共働き家庭の実体験】

足し算オプション:何にお金をかけたのか

床材や設備のサンプルを比較する手元

削るだけ削って、浮いた分はここに使った。

  • エコキュートの容量アップ:+30万円。標準のものから460Lタイプ(お湯切れしにくい大容量)に変更し、お湯はり・追いだきが全自動のタイプ+寒冷地仕様にした
  • 2階の床材グレードアップ+縁なしタタミ:+20万円。足音がひびきにくい遮音フロアと、和モダンな縁なしタタミの床に変更
  • トイレの仕様変更:実質+0.7万円。1階は手洗いつきのタンク式、2階は背の低いタンクレスタイプ(TOTO製)にして、個室内に小さな手洗い器をつけた。2階のトイレに手洗い場がない状態を避けたかったからだ。+7.6万円と−6.9万円で、差し引きはほぼゼロ
  • 食洗機を深型に変更:+3.8万円。標準の浅型から、鍋まで入る深型へ
  • お風呂の浴槽の変更:+4.6万円。ユニットバスは標準でリクシル製とTOTO製から選べたので、我が家はリクシルを選択。そのうえで、浴槽を体にフィットするなだらかな形(ミナモ浴槽)に変えるオプションを追加した
  • 物干しの追加:+1.7万円。室内は天井づけの物干し(ホスクリーン)、屋外はバルコニー用の物干し金物

住んでみてわかった「つけてよかったオプション」

鍋まで入る深型食洗機に食器をセットする様子

ここからが、この記事で一番書きたかったことだ。

住んで5年たった今、「お金をかけてよかった」と胸を張って言えるオプションはどれか。

答えは、+3.8万円の深型食洗機。追加費用の中で一番安いオプションが、一番の当たりだった。

共働きで毎日2回以上食洗機を回す我が家にとって、浅型では鍋やフライパンが入らない。深型にしたことで「結局手洗いする」場面がほぼ消えた。5年×365日×2回と考えれば、1回あたり約10円で家事が一つ減った計算になる。

一方で、30万円をかけたエコキュートや20万円の床材は「不満はないが、感動もない」というのが正直なところだ。毎日使っているし問題も起きていない。ただ、「金額の大きさ」と「暮らしの満足度」は比例しなかった——これが実際に暮らしてみての結論だ。

オプション選びの教訓:値段の張る設備より、毎日の家事の回数を減らすものからお金をかける。

見落としがちな「オプション以外の別枠費用」

附帯工事や照明カーテンの複数の見積書類

ここまで書いてきたのは、本体のオプションの話だ。実際に家を建てると、それとは別枠の費用がかかる。我が家の実額はこうだった。

  • 附帯工事:約259万円。内訳で大きいのは、屋外の給排水工事 約123万円(土地の条件で大きく変わる)、エアコン工事 50万円、太陽光発電の配線・申請 約19万円、近隣・道路の安全対策費 15万円、電化対応 約12万円、テレビアンテナ設置(4K対応)約11万円など
  • 照明:約21.6万円(定価から40%OFFが入った)
  • カーテン・ロールスクリーン:約32.7万円(20〜45%OFF適用後)
  • アクセントクロス6箇所:約5.9万円

照明・カーテン・クロスの3点だけで約60万円。ハウスメーカー経由だと定価に驚くが、実際には4〜4.5割引が入るのは知っておいていい。それでも我が家はカーテンの一部を自分たちで購入した(施主支給という方法)。壁紙に合ったデザインを自分で選べて満足度も高かったので、こだわりたい窓だけ自分で用意する折衷案はおすすめできる。

土地代や諸費用まで含めた費用の全体像は、別記事で公開している。

👉 注文住宅の総費用を全部公開|我が家が払った全費用の内訳

オプションで後悔しないための考え方

複数の住宅会社の資料を並べて比較検討するテーブルの俯瞰

5年前の自分に言うなら、この3つだ。

  1. 「足す」前に「引けるもの」を探す。規格住宅の見積もりは削除もできる。標準装備を全部使う前提で考えない
  2. 金額の大きさで価値を判断しない。我が家の当たりは3.8万円の食洗機で、30万円の設備ではなかった
  3. 「標準でどこまでつくか」はハウスメーカーごとに全く違う。A社で50万円のオプションがB社では標準、は普通に起きる

特に3つ目は重要で、ミサワホームのオプション費用が高いのか安いのかは、他社と比較しない限り判断できない。我が家も複数社の展示場を回って見比べたが、正直、時間と体力の消耗戦だった。今なら間取りと見積もりを複数社からまとめて取り寄せて、自宅で比較する方法から始める。そのあたりの手順は別記事にまとめている。

👉 注文住宅の会社選びで後悔しないために|複数社の無料一括比較を勧める3つの理由


まとめ:オプションは「足す」より「見極める」

夕方の光が入る住宅のリビングの穏やかな一角

我が家のオプション実費をまとめると、こうなる。

  • オプションの合計:約−44万円(引き算が足し算を上回った)
  • 最大の引き算:制震装置MGEOの削除−43万円・外壁デザイン変更−43万円(※削除の判断は各家庭で慎重に)
  • 最高の足し算:深型食洗機+3.8万円
  • 別枠費用(附帯工事約259万円+インテリア約60万円):約320万円は本体とは別にかかる

規格住宅のオプションは、カタログを眺めて「足していく」ものではなく、自分の暮らしに照らして「見極める」ものだ。この記事の実額が、これから仕様決めに臨む誰かの物差しになれば嬉しい。

スマートスタイルHの住み心地・満足点・後悔点の全体像は、まとめ記事にまとめている。あわせてどうぞ。

👉 スマートスタイルH・5年住んでわかったこと【満足・後悔・費用のリアルまとめ】

※本記事の金額はすべて2021年の契約当時のものである。現在の価格・仕様・割引率とは異なる場合があるため、最新の情報は必ず各社への見積もりで確認してほしい。

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