スマートスタイルで選べたことと、変更できなかったこと。ー体験紹介・ポイント・注意点ー

スマートスタイルで選べたこと、変更できなかったこと。ーポイント・注意点ー 注文住宅を建てるまで

スマートスタイルは、家づくりをシンプルに進めたい人にとって扱いやすいプランである。
価格がはっきりしており、選択肢もあらかじめ用意されているため、決めごとの多い家づくりでも迷いにくい点が魅力である。一方で、自由に変更できない部分も多いため、人によって満足できるかどうかが分かれる。

本記事では、実際にスマートスタイルで家を建てた私たちが、「選べたところ」と「変更できなかったところ」を整理しつつ体験を紹介している。スマートスタイルと相性が良いかどうかを判断するための判断材料になれば幸いである。


スマートスタイルで購入者が選べること

スマートスタイルは、あらかじめ用意された選択肢の中から、自分の好みに合わせて仕様を決めていく方式である。当時の私たちが実際に選べた項目とポイント・注意点をまとめている。


壁紙、床材選び

間取り・プランの選択肢

スマートスタイルでは、複数の基本プランの中から間取りを選択する。基本プランを選択後は、その中で配置パターンや広さの違いなど、いくつかの選択肢が用意されている。用途に合ったプランを選ぶだけで生活動線が整いやすい点はメリットである。当時未就学児だった2人の子どもをもつ共働き夫婦である私たちは、朝の準備や帰宅後の家事をスムーズにこなしたいと思っていた。子どもの成長とともに変化があるにせよ、家事動線が良いと感じたプランを希望し選択した。


外観デザイン・カラー選択

屋根・外壁・アクセントの色や種類などは用意された中から好みのものを選べるようになっていた。正直なところ、外観デザイン自体はもう少し違ったものが良いと思った。(具体的には玄関や外壁のデザインなど)しかし、この間取りのプランではこの外観と決まっていたため、大きなデザインの変更はできなかった。金額面、機能性、夫婦の意見の違いなど、話し合った上で優先順位を考えて選択したが、若干妥協した項目であった。


内装コーディネートの選択 

床材・建具・壁紙など室内の色や質感は、あらかじめコーディネートされた数パターンの中から選ぶ形式である。統一感のある組み合わせがすでにセットになっているため、初心者でもバランスの良い空間に仕上がりやすい。

ショールームで実物を確認すると、写真とは印象が変わることが多い。
私たちも床や建具のサンプルを実際に見て、光の当たり方や触ったときの質感などを確かめたが、これが納得感につながったと感じている。


住宅設備(キッチン・浴室など)の選択

キッチン・浴室・洗面台・トイレといった設備は、複数のグレードが用意され、そこから選ぶ仕組みになっている。ただし、設備メーカーを変更したり、部分的に仕様を細かく調整することはできない。グレードごとの差は、機能性だけでなく見た目の印象にも現れるため、ショールームで実物を確認して比較するとイメージが掴みやすい。

スマートスタイルで購入者が変更できないこと

我が家も打ち合わせの過程で「ここは変更できない」という点をいくつか実感した。事前に理解しておくことで、プラン選びや予算計画がよりスムーズになる。


間取りの大幅なアレンジや構造変更

スマートスタイルは、あらかじめ決められた基本プランをもとに選択していく方式である。そのため、壁位置の大規模な変更、部屋形状のアレンジはできない。

壁位置の大規模な変更や窓の位置変更は難しい。部屋の種類によってはエアコンをつける位置が限定的になる場合がある。我が家においては、寝室のエアコンは直風が当たらないような位置につけたかったが難しかったため、妥協した点である。

壁に関しては、変更可能な壁と変更できない壁の区別を図面に示されていた。我が家では変更可能な壁である、洗面所の収納場所とリビングの間の壁の位置をずらした。洗面所の収納場所を狭くしてリビング側に収納スペースを作ってもらい、現在子供たちの教科書などが置かれており、活躍している。


設備メーカーの自由選択はできない

設備メーカーについては、標準仕様としてあらかじめ設定されているメーカーの中から選択する形となるため、一定の選択肢は用意されているものの、完全に自由に決められるわけではない。また、部分的に仕様を細かく調整することも難しい。

「スマートスタイルで購入者が選べること」の「住宅設備の選択」でも触れているが、我が家の場合、もともと良いと感じていた浴室メーカーが選択肢に含まれておらず、採用することができなかった。
そのため、どうしても取り入れたいメーカーや設備があり、それを重視したい場合には、スマートスタイルで選択可能かどうかを事前に確認しておくことが重要だと感じた。


間取りによる設備サイズの制約

設備自体は選択肢があっても、間取り上の制限により希望が反映できないケースがある。
例えば、浴槽のサイズや洗面台の横幅などは、どちらも大きめのものがいいと思ったが、そのためには浴室や脱衣所を拡大する必要がありコストがかかってくるため断念した。

スマートスタイルと相性が良い人

  • 選択肢が整理されている方が決めやすい人
  • 必要な機能が備わっていれば十分と考える人
  • 間取りや設備に強いこだわりがない人
  • 子育て・共働きで家づくりの時間が限られる人
  • 予算を大きく崩したくない人

スマートスタイルと相性が合わない人

  • 特定メーカーなど強いこだわりを持って家を作りたい人
  • 自由にカスタマイズする過程を楽しみたい人
  • 多趣味部屋の細かな設計、大型家具前提の間取りなど特殊なライフスタイルがある人

まとめ

スマートスタイルは、
「選択肢が多すぎると迷う」「効率よく家づくりを進めたい」
という人と相性が良い。

一方、
「こだわり抜いて自分だけの家を作りたい」
という人には自由度が不足する。

自分の価値観と照らし合わせることで、スマートスタイルの適性が判断しやすくなる。

みなさんの家づくりの参考になれば幸いである。

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