住宅ローンの借り換えは、
条件次第では大きく返済額が変わることもあり、
お金の話として無視できないテーマである。
一方で、
手数料や諸費用に加えて、
忙しい日常の中で時間を確保しながら
手続きを進める必要があると考えると、
本当に自分たちにとって意味のある選択なのかは判断しづらい。
本記事では、
私たちが住宅ローンの借り換えを実際に行った体験をもとに、
どのように考え、どんな手順で進めたのかを整理して紹介していく。
1.借り換えを考え始めたきっかけ

借り換えを本格的に考え始めたのは、
土地の換地が完了し、
ようやく住宅ローンの選択肢を自由に検討できる状況になったときだった。
入居から約3年。
返済は滞りなく続けられており、
家計や生活もある程度見通せるようになっていた。
それまでは、
土地や手続きの関係で選べる金融機関が限られており、
借り換えを「検討する」という段階にすらなかった。
ようやく借り換えのスタートラインに立った私たちは、
借り換えるべきかどうかを判断する前に、
借り換えによってどのくらい効果がそうなのかを、
数字で確認することから始めた。
2.まずやったのは、借り換えシミュレーションだった

借り換えを検討できる状況にはなったものの、
この時点では、
何から手を付ければいいのかが分からなかった。
借り換えについて調べると、
金利や金融機関、手続きの話が多く出てくる。
ただ、いきなりそれらを比較する前に、
そもそも自分たちのケースでは
どれくらい条件が変わりそうなのか、
全体像を把握する必要があると感じた。
そこで私たちは、
比較的少ない手間で全体像を確認できる方法として、
まず借り換えシミュレーションを使って
今の状況を数字で整理することにした。
3.シミュレーションをやって分かったこと

借り換えシミュレーションを実際に試してみて、
分かったことは次の3つである。
①返済額がどの程度変わりそうかが分かった。
②次に何をすればいいかが、その場で見えた。
③診断結果を見て、借り換えが現実的な選択肢になった
それぞれの内容について詳しく説明していこう。
3-1.返済額がどのくらい動くか分かった
借り換えシミュレーションを行うと、
今の住宅ローンと比べて、
借り換え後の金利や返済額が
どの程度変わりそうなのかが、数字で示された。
入力したのは、
現在の住宅ローン残高や金利など、
手元の資料を見れば分かる基本的な情報だけで、
ものの数分でシミュレーションが完了した。
シミュレーションでは、
借り換えにかかる諸費用も含めたうえで、
毎月の返済額や返済総額が
現在より下がるケースがあることも確認できた。
ただ、この段階では、
手数料の内訳、団信やオプション
金融機関ごとの細かい条件などを、
すべて反映した金額が分かるわけではない。
そのため、最終的にどこまで返済額が変わるかまでは見えなかった。
それでも、
借り換えをこのまま具体的に進めるか、
それともここで立ち止まるか。
その判断をするには、このシミュレーションで十分だった。
3-2.次に何をすればいいかが、その場で見えた
借り換えシミュレーションを終えたあと、
画面上に「住宅ローン診断」という次のステップが示された。
この診断では、
シミュレーション時に入力した条件をもとに、
複数の金融機関を一括で比較できる仕組みになっている。
実際の診断結果は、
その場ですぐに表示されるわけではなく、
入力内容をもとにした比較結果が、
翌日にメールで届く形だった。
そのため、
いくつもの金融機関を一から調べ直す必要はなく、
「この先どう進めればいいか」で立ち止まることはなかった。
借り換えを検討するうえでの心理的なハードルは、
かなり下がったと感じている。
3-3.診断結果を見て、借り換えが現実的な選択肢になった
住宅ローン診断の結果を見て、
それまでなんとなく考えていた借り換えの話が、
具体的な数字として見えてきた。
金利の水準や、
返済額がどの程度下がりそうかといった目安が示され、
「もしこの条件で進めたらどうなるか」を
自分たちの状況に当てはめて考えられるようになった。
この時点で
「ここから先、手間をかけてでも借り換えを進める価値がある」
と判断できた。
そこで、
返済額が下がる可能性が高そうだったいくつかの金融機関について、
仮審査を申し込むことにした。
4.最終的に借り換えを決めた理由

住宅ローンの借り換えを進めると判断した一番の理由は、
やはり総返済額が下がる可能性が高いと分かったことだった。
最終的にいくら下がるかは、
金融機関ごとの仮審査結果を見なければ分からない。
ただ、条件次第では、
数十万円単位で総返済額が変わる可能性があることは、
この時点で十分に見えていた。
また、仮審査に進んだからといって、
必ず借り換えをしなければならないわけではなく、
ここまで進めるのにお金がかかるわけでもなかった。
つまり、
返済額が下がる可能性を確認したうえで、
大きなリスクや費用を負わずに、
「ここから先に進むか、やめるか」を判断できる状態だった。
正直なところ、
ここで手を止めてしまえば、
この先あらためて借り換えを検討することは、
おそらくなかったと思う。
そうした点を踏まえ、
借り換えを前向きに進める判断が、
この段階で固まった。
まとめ

ここまでが、
私たちが住宅ローンの借り換えを進めていった過程である。
・借り換えシミュレーションで、返済額がどの程度変わりそうかを
少ない手間で数字として確認できた。
・シミュレーション結果を使って、複数の金融機関を一括比較できた。
・手間をかけてでも借り換えを進める価値があるかどうかを判断できた。
私たちの場合は実際に借り換えシミュレーションをして
総返済額が下がる可能性が見えたため借り換えを前向きに進めることができた。
その結果、仮審査では複数の書類の提出が必要でありそれなりの手間がかかったが、
最終的に総返済額を100万円以上減らすことに成功した。
これをそのまま皆さんのケースに当てはめたときに、
必ず同じような結果が出るとは限らない。
ただ、
借り換えが面倒そうだとか、
何から考えればいいか分からないという理由で立ち止まっているのであれば、
一度シミュレーションで
「自分たちの場合、どのくらい変わりそうか」を
確認してみるところから始めてもいいのかもしれない。
私たちのこの借り換え体験談が、これから借り換えを考える皆さまの一助になれば嬉しい。
