注文住宅のコンセントで後悔した話|何個必要?より大事な考え方【チェックリスト付き】

注文住宅の造作デスクに設置したコンセント配置の実例。使いやすい位置を考えて設計した例。

注文住宅では、「コンセントの位置で後悔した」という話をよく耳にする。

我が家でも、先に家づくりを終えていた職場の先輩から、
「コンセントは絶対に後悔するから、よく考えた方がよい」
というアドバイスを受けていた。

そのため、ハウスメーカーとの打ち合わせでは、図面を見ながら家具や家電の配置を想定し、
コンセントの位置について入念にシミュレーションを行った。

しかし実際に住み始めてみると、寝室のコンセント位置について後悔する結果となった。

結論として、コンセントは「数」ではなく「使い方を想定した配置」が重要である。

本記事では我が家の体験をベースにその考え方と具体例を紹介する。

なお、本記事の後半では、打ち合わせでそのまま使用できるチェックリストも配布している。

1.我が家が後悔したコンセント

前述のとおり、コンセントについては後悔しないように、打ち合わせの場でも慎重に位置を検討したが、

それでも実際に住んでみると「ここはもう少しこうしておけばよかった」と感じる部分が出てきたのである。

寝室のコンセント位置

寝室のベッド横にコンセントがなく不便だった例。枕元でスマホの充電や照明を使うにはコンセントの位置が重要になる。

我が家では、将来的にベッドの向きを変える可能性も考え、3方向にコンセントを設置していた。

そのため、ある程度のレイアウト変更には対応できる想定であった。

しかし実際に生活してみると、エアコンの風が直接当たることが気になり、ベッドの位置を変更することになった。

その結果、「ちょうど枕元の位置」にコンセントがない状態になってしまった。

👉 図面で見ると次のようになる。

寝室のコンセント位置の後悔事例(ベッド移動による配置ミス)

※寝室のコンセント配置図。将来のレイアウト変更も考えて複数箇所に設置していたが、実際のベッド配置では
枕元にコンセントがない状態になってしまった。

本来であれば、その位置はクローゼット内部になる予定であり、コンセントは不要と判断していた場所であった。

しかし最終的にクローゼットの扉をなくし、ロールスクリーンに変更したことで、そのスペースも生活空間の一部として使うようになった。

もしこの位置にもコンセントを設けていれば、

・スマホの充電
・間接照明の設置

など、より使い勝手が良くなっていたと感じている。

現在は延長コードで対応することも考えたが、配線がごちゃつくのが気になるため、あえて使用せず我慢している状態である。

見た目のすっきりさを優先した結果ではあるが、やはり枕元にコンセントがあればよかったと感じる場面は多い。

このように、コンセントの位置は「その時の間取り」だけでなく、「使い方の変化」まで想定しておくことが重要であり、
事前にしっかり検討しておきたいポイントである。

コンセントのデザインもチェックしておけばよかった

コンセントについては位置や数ばかりに意識が向いており、デザインについてはほとんど検討していなかった。

そのため、我が家では特にこだわりもなく、ハウスメーカーの標準仕様のコンセントをそのまま採用している。

注文住宅で使用される一般的な壁付けコンセント(2口タイプ)の写真

しかし、家づくりを終えた後にインスタグラムなどで他の事例を見ていると、

・コンセントの色を黒に変更する
・縦型ではなく横並びの2口コンセントにする

といったように、細かな部分までデザインにこだわっている事例が多くあることを知った。

もちろんコンセントはあくまで設備の一部ではあるが、毎日目に入る場所でもあるため、空間全体の印象に与える影響は意外と大きい。

特にリビングやワークスペースなど、視線に入りやすい場所では、色や形状を少し工夫するだけで、より統一感のある空間にすることもできたと感じている。

大きな後悔ではないものの、「もう少しデザインを意識して選んでおけばよかった」と思うポイントのひとつである。

2.コンセント配置で後悔しないための考え方

前述のとおり、コンセントは事前にしっかり検討したつもりでも、実際に住んでみると使いにくさを感じる場面が出てくる。

では、なぜこのようなズレが起きてしまうのか。

コンセントで後悔するよくある理由

コンセント配置で後悔する主な原因は、「想定している家具配置や使い方が1パターンに偏ってしまうこと」である。

打ち合わせの時点ではこの配置がベストだと考えていても、実際に暮らしてみると想定外の配置になることも多く、
このズレが後悔につながる。

例えば、

・家具の配置を変える
・使う家電が増える
・生活スタイルが変わる

といった変化である。

我が家のように、エアコンの風を理由にベッドの位置を変更するケースもあり、当初の想定どおりに配置するとは限らない。

このように、「住んでからの変化」を考慮していないと、コンセントは使いにくい配置になってしまう場合がある

コンセント配置を決める3つのポイント

では、コンセント配置で後悔しないためには、どのように考えればよいのか。

我が家の経験から、特に意識しておきたいポイントは次の3つである。


① 家具配置を先に決める

コンセント配置を考えるうえで最も重要なのが、家具の位置である。

ソファやテレビなど、使用位置が固定されやすいものは、できるだけ具体的に配置を決めておく必要がある。

我が家のケースでは、ベッドの位置によってコンセントの使い勝手が大きく変わってしまった。

これは、想定していた配置以外のパターンを十分に検討できていなかったことが原因である。

そのため、1パターンの配置だけでなく、向きを変えた場合など複数のパターンを想定しておくことが重要である。

例えば、

・ベッドの向きを変えた配置
・空気清浄機やサーキュレーターなどの位置を変えた配置

など、いくつかの配置パターンを考え、それぞれでコンセントが使えるかを確認しておくと安心である。

② 使う家電を書き出す

次に重要なのが、実際に使う家電を洗い出すことである。

例えば、

・スマホの充電
・掃除機の充電
・加湿器やサーキュレーター

など、日常的に使うものを具体的にイメージすることで、「どこにコンセントが必要か」が見えてくる。

特に見落としがちなのが、掃除機の充電場所である。

意外と使用頻度が高いため、収納場所の近くにコンセントを設けておくと使い勝手が良くなる。

👉 我が家では、掃除機を収納するスペースに充電用のコンセントを設置している。

掃除機を収納するスペース内のコンセント位置の例。充電式掃除機やコード付き掃除機の使用を考えると、内部にコンセントがあると便利。

このように収納場所と充電場所を一体にしておくことで、使ったあとそのまま戻して充電できるため、日々の動作がスムーズになる。

③ 将来の使い方も想定する

最後に重要なのが、「今だけでなく将来も考えること」である。

例えば、

・家族構成の変化
・子どもの成長
・家具の買い替え

などによって、部屋の使い方は変わっていく。

そのため、コンセントは「足りない」よりも「少し多め」を意識しておく方が安心である。

例えば、子どもが成長して学習机を置くようになったり、家具の買い替えによってレイアウトが変わったりすると、それまで想定していなかった場所でコンセントが必要になることがある。

コンセントは後から増設が難しいため、「使うか迷う場所」にもあらかじめ設置しておくことで、将来的な後悔を防ぐことができる。

3.我が家で付けてよかったコンセント(場所別)

リビング|テレビ裏のコンセント

我が家では、テレビボードの高さや設置するテレビのサイズを考慮し、テレビの裏に隠れる位置になるようにコンセントを設置している。

その結果、テレビやレコーダーの配線をすべて背面にまとめることができ、正面から見たときに配線がほとんど見えない、すっきりとした見た目になっている。

テレビ裏にコンセントを設置して配線を隠す配置の例
テレビ裏の配線はごちゃつくが表からは見えない実例

配線が見えないだけで、リビング全体の印象が大きく変わるため、見た目にこだわりたい場合は特におすすめである。

テレビのサイズやテレビボードの高さは個々に異なるため、事前に設置予定のサイズを確認しておくことが重要である。

リビング|造作デスクの上のコンセント

我が家では、リビング内に横幅約180cmの造作デスクを設けている。

現在は、小学生の子どもたちが宿題などをするスペースとして活用している。

机の上には、鉛筆削りなど電源を使用するものを置くことが多いため、一般的な位置ではなく、カウンターの上にコンセントを設置した。

その結果、コードを無理に伸ばす必要がなく、使い勝手の良いデスクになっている。

造作デスク上のコンセント位置のアップ。手元で使いやすく、充電や家電の使用に便利な配置になっている。
造作デスク上のコンセント位置のアップ。手元で使いやすく、充電や家電の使用に便利な配置になっている。

デスク上にコンセントを設けておくことで、手元でそのまま抜き差しができ、毎回かがむ必要がないため、日常的な使いやすさが大きく向上する

その他|無線LANルーターコンセント

我が家では、無線LANルーターの設置場所をあらかじめ決め、その位置に専用のコンセントを設けている。

ルーターは家の中心付近に設置するのが理想だが、実際には間取りや配線の関係で設置場所がある程度固定されるため、その位置にコンセントがない場合、延長コードで対応することになり、使い勝手の面で不便を感じやすい。

我が家では、子ども部屋の収納スペース上の棚を設置場所とし、その位置にあらかじめコンセントを用意しておいた。

さらに、設置場所には情報盤を設けており、ONU(インターネットにつなげるための機器)などの通信機器もまとめて設置している。

このように、機器の置き場所を先に決め、その場所に合わせて必要な数のコンセントを用意しておくことで、延長コードを使わずに済み、使いやすい環境を整えることができる。

また、機器が一箇所にまとまっていることで、管理やメンテナンスもしやすくなっている。

4.打ち合わせで使えるチェックリストを用意した

ここまで述べてきたように、コンセント配置は「事前にどれだけ具体的に想定できるか」によって、住み始めてからの満足度が大きく変わるポイントである。

しかし実際の打ち合わせの場では、

・確認すべき項目が抜けてしまう
・その場では思いつかない
・家族間で認識のズレが生じる

といったことも起こりやすい。

そこで本記事では、打ち合わせの際にそのまま使えるように、コンセント配置のチェックリストをPDFとしてまとめた。

このチェックリストを活用することで、コンセント配置の抜け漏れを防ぎながら、家具配置とあわせて整理することができ、家族間での認識共有もしやすくなる。

注文住宅のコンセント配置で後悔しないためのチェックリスト。打ち合わせ時に使える確認項目をまとめたPDFのプレビュー画像。

コンセント配置チェックリスト(無料PDF)は、以下よりダウンロード可能である。

・抜け漏れ防止
・家族で共有できる
・そのまま使える

\無料・登録不要ですぐ使える/

※本チェックリストは、我が家の実体験と後悔ポイントをもとに、「実際に使える内容」に絞って作成している。

まとめ|結局コンセントは何個必要?

結論、コンセントの数については、「何個あれば十分」という明確な正解はない

なぜなら、家の広さや間取り、家族構成、生活スタイルによって必要な数は大きく変わるからだ。

実際に我が家でも、図面の段階では「これくらいあれば足りるだろう」と考えていた。

しかし、コンセントはやや多めを意識して設置していたにもかかわらず、住んでみると「ここにも欲しかった」と感じる場面がいくつかあった。

特にコンセントは後から増設しにくいため、「数」で考えるのではなく、「どこで何を使うか」を基準に考えることが重要である。

我が家としては、使うか迷う場所についても、「将来的に使う可能性がある」と感じるのであれば、あらかじめ設置しておくことをおすすめしたい。

使わないコンセントがあっても大きな問題にはならないが、足りない場合は日常生活のストレスにつながる。

コンセントは「とりあえず付ける」のではなく、「使う場面を想定したうえで計画する」ことが後悔しないためのポイントである

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