注文住宅の土地選びで後悔しないために|私たちが優先順位を決めた考え方

注文住宅を建てるまで

【結論】土地選びで最も大切なのは、「どの土地が良いか」ではなく、「自分たちが何を優先したいのかを明確にすること」だと感じた。

いきなり結論から書き始めたが、これはあくまで私たち自身が家づくりを進める中でたどり着いた考え方であり、すべての人に当てはまる正解というわけではない。

土地選びは家づくりのスタートであり、
どこに住みたいのか、どんな暮らしをしたいのか、
何を重視し、何を妥協できるのかによって、選ぶべき土地は大きく変わってくる。

趣味のために広い庭を優先するのか、
通勤や買い物の利便性を重視するのか、
あるいは静かで落ち着いた住環境を求めるのか。
人それぞれ、正解は異なる。

この記事では、こうした前提を踏まえたうえで、
私たちが土地選びにおいて何を重視し、どのように考えた結果、
ひとつの結論に至ったのか、その思考の過程を実体験をもとに紹介していく。

1.なぜ土地選びは迷うのか?|「正解がない」と言われる理由

画像:なぜ土地選びは迷うのか?|「正解がない」と言われる理由

土地選びには、誰にとっても共通する「これが正解」という答えはない。
なぜなら、どんな暮らしをしたいか、何を大切にしたいかによって、
良いと感じる土地の条件が変わるからである。

同じ土地であっても、
「便利で住みやすい」と感じる人もいれば、
「落ち着かない」「自分たちには合わない」と感じる人もいる。
土地に「良い・悪い」が決まっているというよりも、
その土地が自分たちの暮らしに合っているかどうかが重要なのである。

また、土地選びでは
価格、立地、広さ、周辺環境、将来の住みやすさなど、
検討すべき要素が多い。
すべてを満たす土地を見つけるのは現実的に難しく、
どこかで優先順位をつけ、何かを選び、何かを諦める必要がある。

だからこそ、「自分たちにとって納得できる選択かどうか」を軸に考えることが、
注文住宅の土地選びでは何より大切だと感じている。

2.私たちが土地選びで重視したポイント

画像:私たちが土地選びで重視したポイント

重視したポイント① 子どもたちの生活環境

土地選びで私たちが最も重視したポイントのひとつが、子どもたちの生活環境である。
以前住んでいたアパートは、鉄道の駅やスーパーが徒歩圏内にあり、通勤や買い物の利便性は高かった。

しかしその一方で、周辺は昔からの住宅が密集したエリアで、
道幅が狭く、くねくねと入り組んだ道路が多かった。
小学校までの通学路も車の交通量が多く、
歩道が分かれていない道を通らなければならない場所もあり、
子どもたちの安全面については常に不安を感じていた。

そのため、土地を選ぶ際には、
「子どもたちが毎日の暮らしを安全・安心な環境で送れるかどうか」を最も重視した。

私たちが選んだ土地は新規分譲地であり、
同じような年齢の子育て世帯が多く住んでいる点も魅力であった。
団地内には同年代の子どもが多く、結果として友達もたくさんできている。

また、低学年のうちは近所のお兄さん・お姉さんが一緒に通学してくれるため、
共働きの私たちにとっても、毎日見送ることはできなくても、
安心して子どもたちを送り出せる環境だと感じている。

利便性だけでは測れない、
子どもたちの安全や人とのつながりを重視した土地選びができたと考えている。

重視したポイント② 夫婦それぞれの通勤時間

土地選びで次に重視したポイントが、通勤時間である。

私たち夫婦はそれぞれ通勤スタイルが異なっていた。
妻は職場が郊外にあるため車通勤、
一方で夫は都心部に職場があり、公共交通機関を利用して通勤している。

そのため、土地を選ぶ際には、
妻の通勤時間は片道30分以内、
夫の通勤時間は片道1時間以内、
という基準をひとつの目安として設定した。

特に妻については、毎日の料理や家事を担ってもらっていることもあり、
できるだけ通勤の負担を減らしたいと考えていた。
通勤時間が長くなることで、
日々の生活に無理が生じることは避けたかったからである。

一方で、夫は本来であれば、
時間が読みにくいバス通勤は避け、
鉄道沿線に住みたいと考えていた。
しかし、すべての条件を満たす土地を見つけることは難しく、
最終的にはその点については妥協することにした。

私たちの場合は、
夫婦それぞれが無理なく通勤でき、
日々の生活リズムを崩さないこと
」を重視した。
結果として、完璧ではないものの、
自分たちにとって納得感のある土地選びができたと感じている。

重視したポイント③ 将来を見据えた住環境

最後に意識していたポイントは、
将来、年齢を重ねた後も無理なく暮らせる環境かどうかという点である。

家を建てるタイミングでは、
どうしても子どもの通学や通勤のしやすさなど、
「今の暮らし」を基準に考えがちである。
しかし、長く住み続けることを前提とするなら、
将来の生活環境についても、ある程度イメージしておきたいと考えた。

たちが選んだ土地の周辺には、
日常の買い物ができる商業施設や医療機関が、
徒歩でも行くことができる範囲にある。
普段の生活では車を使うことが多いものの、
将来的に車に運転が難しくなった場合でも、
生活に必要な用事を徒歩圏内で済ませられる可能性がある点は、
長く住み続ける上で大きな安心材料である。

今の暮らしを支えてくれている環境が、
そのまま将来の生活にもつながっていく。
この土地なら、ライフステージが変わっても、
無理なく暮らし続けられそうだと感じている。

まとめ|土地選びで本当に大切だと感じたこと

これまで述べてきた通り、
土地選びには誰にとっても当てはまる「正解」はなく、
何を大切にするかによって選ぶべき土地は大きく変わる。

条件や立地(駅からの距離や価格、土地の大きさなど)だけを見れば、
一見「良さそう」に思える土地はたくさんある。
しかし、そうした条件を満たしているかどうかと、
その土地が自分たちの暮らしに本当に合っているかどうかは、必ずしも一致しない。

私たち自身も、
駅近という条件を諦めたり、
価格面では多少背伸びをして新規分譲地を選んだりと、
すべての希望を満たす土地を選べたわけではない。

それでも、

  • 子どもたちが安全・安心な環境で暮らせること
  • 夫婦それぞれが無理なく通勤できること
  • 今だけでなく、将来も住み続けやすい住環境であること

これらを優先順位として明確にした上で選んだ土地であるため、
「100点満点ではないが、納得して選んだ土地」だと感じている。

土地選びで最も大切なのは、
「どの土地が良いか」を探すことではなく、
自分たちが何を優先したいのかを明確にすること

この軸が定まっていれば、
多少の妥協があったとしても、
後悔の少ない土地選びにつながるのではないだろうか。

これから注文住宅を検討する人にとって、
本記事が土地選びを考える一つのヒントになれば幸いである。

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